転職ノウハウ

高卒でも工場から転職できる?挑戦しやすい業界5選

tysk920

「工場に就職したけれど、このまま続けていて良いのだろうか…」そんな不安を抱えていませんか?

マサキとシンジロウ
マサキとシンジロウ

工場に就職し、毎日真面目にラインに立っている方から「体力的なきつさ」や「夜勤による生活リズムの乱れ」の悩みを聞くこともあります。

20代のうちは何とか乗り切れても、30代に入ると「体がついていかない」「昇給が見込めない」という悩みが一気に大きくなることもあります。

そこで、この記事では、工場勤務の方が仮に転職を考える場合、「どんな業界や職種に挑戦できるのか」を整理しました。

少しでも「新しい一歩を踏み出したい」と感じていたら、この記事を読み進めてみてください!きっとこれからのキャリアを考えるヒントが見つかるはずです。

工場勤務から転職を検討する際のよくある理由

工場勤務から転職を考えているのは、決してあなただけではありません。よくあるお声としては、先程も記載した通り以下の3点のお声が多いです。

  • 「体力的にきつい」
  • 「交替制勤務で生活リズムが崩れる」
  • 「将来のキャリアや給与に不安がある」

ご自身の現在地を理解する為にも、他の職種と比較して深ぼってみましょう。

よくある転職理由1

  • 「体力的な負担」「生活リズムの乱れ」

やはり夜勤がない事務職や営業職と比べると、工場勤務の体力的負担は顕著だといえます。

厚生労働省の調査でも、夜勤従事者は生活習慣病のリスクが高いことが報告されており、年齢を重ねるごとにリスクとなっていきます。

よくある転職理由2

  • 「将来のキャリアや給与の見えにくさ」

こちらも他職種と比べると、やはり課題があります。

例えば、営業職であれば成果に応じて昇給・昇格のチャンスがあります。しかし、工場勤務の場合、職務内容が固定化されやすく、収入も勤続年数に比例し緩やかに上がっいきます。

キャリアの問題も根深い

特にキャリアの問題は、若手が不安に思うことが多いテーマです。

実際に、スキルが身につかないまま年齢だけを重ねてしまい「他の業種に挑戦したいのに武器がない状況」に陥ることが不安、という相談を受けることもあります。

マサキとシンジロウ
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現在勤めている会社が工場なので「この先のキャリアがお先真っ暗」と思われている方も少なくないようです・・・

工場勤務の方がキャリアを切り開くには、どうすれば良いのでしょうか?

手段としては「今の職場で改善を試みる」という選択もありますが、1つの手段として「転職」が解決策になる場合もあります。

実際に、工場勤務からでもキャリアアップを実現した転職成功事例は多くあります。次の章では、工場勤務の方がどのように考え、キャリアを磨いていけば良いのか、に触れていきます。

工場勤務からキャリアアップする転職とは

この章では、工場勤務の方が、具体的にどのような考え方をして、どのような業界を目指して、転職活動をすべきなのか?について触れていきます。

キャリアアップする転職の考え方

キャリアアップを前提とした転職を考えるとき、大切なのは「未経験でも今までとは異なる仕事に挑戦する」という発想です。

マサキとシンジロウ
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工場勤務で働いてきた方の多くは「自分にはライン作業しか経験がない」と思い込みがちですが、実際にはその経験をベースに別の仕事へ挑戦することが可能です。

異なる職種に挑戦することで、自分のキャリアに新しいスキルが積み上がり、結果的に“複数の職能を持つ人材”として希少性が高まっていきます。

軸をずらしてキャリアを積む

では、具体的にどう考え、新しい仕事に挑戦すれば良いのでしょうか?ここでは、軸をズラすという考え方を紹介します。

軸ズラしの考え方

1つ目 「職種をズラす」
同じ業界にとどまりながら職種を変え、新しい専門性を積み上げる方法です。

2つ目「業界をズラす」
職種は似ていても違う業界に移ることで、新しい知識やネットワークを得る方法です。

具体例は次のとおりです。

工場勤務からの軸ズラし転職の例

5つほど具体例をピックアップしていきます。

1. 製造業(品質管理・生産技術・設備保全の職種)

  • 【分類】
    • ②職種をズラす
  • 【特徴】
    • 作業員から専門職へ移行することで、同業界で活かせる専門性を確保しやすい
    • 培った専門性で次回、次々回の転職も見据えキャリアアップが可能
    • 働き方は、シフト制や日勤制など幅広く会社の方針による部分が大きい

2. 電力・ガス・水道などのインフラ業(設備管理・点検作業の職種)

  • 【分類】
    • ①業界をズラす + ②職種をズラす
  • 【特徴】
    • ビル設備・公共設備など点検作業がメインの仕事で専門性が必要
    • 建物特有の専門知識が必要で身に付く知識の汎用性は低いが、1社に長く安定して勤務できる
    • 働き方は、日勤中心で、大手の系列であれば福利厚生も手厚い傾向

3. 介護・福祉業(介護スタッフの職種)

  • 【分類】
    • ①業界をズラす + ②職種をズラす
  • 【特徴】
    • 国内需要が今後も増え続ける成長産業
    • 資格取得を通じて専門性を高め、同業界で長期的に働けるキャリアを築ける
    • 働き方は、シフト制が多く、施設によっては夜勤の可能もあり体力的な負担は残る

4. 飲食・ホテル業(販売/接客の職種)

  • 【分類】
    • ①業界をズラす + ②職種をズラす
  • 【特徴】
    • コミュニケーション力が問われるが、未経験から挑戦しやすい業界
    • 店長など管理職候補として昇進の道もあり、マネジメント経験を積みやすい
    • 労働時間は長く、働き方はハードな業界

5.ITサービス業(営業・カスタマーサポートの職種)

  • 【分類】
    • ①業界をズラす + ②職種をズラす
  • 【特徴】
    • 工場向けにシステムを開発しているIT企業であれば転職できる可能性はゼロではない
    • 工場作業員としての実体験を活かして、営業のキャリアをゼロから歩む方向性
    • 働き方の自由度は高く、収入アップも見込める

基本的には、2つの軸を一気にズラしす場合は、転職難易度が上がります。

これらの例を元に、ご自身が進むべき方向性を決めていきましょう。

まとめ

ここまでお読みいただき、ありがとうございました。

工場勤務からの転職を考える時は、いきなり全く違う仕事に飛び込むのではなく、まずは「職種を変える」「業界を変える」という2つの順序での思考をオススメします。

今回の記事では、その考え方の元、転職先の候補に挙げられる業界を5つ紹介しました。

いきたい業界の目星がついたら、次のステップは自己分析です。自己分析をして、もう少し具体的に自分なりのキャリアプランを練ってから、企業応募に進みます。

自己分析の方法や、企業応募のコツについても、記事を執筆予定です。是非、お楽しみに!

皆さんのキャリアアップを心より応援しています。

ABOUT ME
マサキとシンジロウ
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ふたりとも会社員
IT会社勤務の33歳と、鉄道会社勤務の30歳です。現職に勤めながらサイドプロジェクトとして、高卒社会人キャリア支援を行っています。
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