高卒社会人が資格でキャリアの差を埋めようとした記録
導入 資格に夢を託したけれど
- 「資格を取ればキャリアの差を埋められるんじゃないか?」
- 「学歴がなくても資格があれば武器になるんじゃないか?」
皆さんも一度は考えたこと、ありませんか?
私もそうでした。学歴に自信がないからこそ、資格で“証明”したいと思ったんです。
これまでに簿記3級、運行管理士(貨物)、基本情報技術者などを取得してきました。
その中でも、今回は行政書士の合格を目指したときの話をしたいと思います。
はじめに言ってしまうと──これは行政書士試験に“落ちた”話です。
あえてこの「落ちた」経験をシェアするのは、なぜダメだったのか?そして高卒が資格取得にどう向き合えばいいのか?そのようなところに、気づきがあったからです。
実際に行動してみたときのこと
行動する前の葛藤
資格を取ろうと調べ始めてまず驚いたのは、「大卒以上じゃないと受験できない資格がある」ことでした。
法律系の資格を取りたいと思ったものの、司法試験、社会保険労務士は「高卒には受験資格なし」。(※正確には、行政書士など特定の資格を持っていれば受験できるケースもあります)
「またか、ここでも学歴の壁か…」と正直ショックでした。
それでも諦めきれず、受けられる中から「行政書士」に挑戦することにしました。
「よし、これでキャリアの幅が広がるはずだ!」と意気込んでスタートしました。
実際に体験した出来事
行政書士の勉強は、1年間かけて取り組みました。ほぼ毎日コツコツとやっていて、習慣化はできていたと思います。
でも正直、どこか「気合が入らない」感じが抜けませんでした。
テキストは進むけれど頭に入らない。
過去問を解いても「やらされてる感」が強く、本気で「絶対行政書士になりたい!」という気持ちを持てていなかったんです。
試験当日も、会場に向かいながら「俺、本当にこれ受かってどうするんだろう?」と心のどこかで思っていました。
結果はもちろん、不合格。積み上げた1年が無駄になったように思えて、帰り道はものすごく虚しかったのを覚えています。
体験から得られた気づき
自分にとっての発見
行政書士に落ちた経験で分かったのは、「資格は目的じゃなく手段だ」ということです。
そんな動機では、どれだけ勉強を続けても最後の踏ん張りが効かない。
資格取得はゴールじゃなくて「その後どうしたいか」が大事なんだと気づきました。
想定外だった学び
振り返ってみると、行政書士に落ちたことは悔しかったのですが、同時に「資格」そのものについての新しい学びもありました。
体験して分かったこと
不安や迷いに対する答え
資格挑戦は決して無駄ではありません。私も簿記や運行管理士、基本情報を取ったことで知識の幅は確実に広がりました。
ただ、行政書士を通じて分かったのは──
「資格は万能じゃない。資格の前に、自分が何をしたいかを考えることが必要」 ということです。
一歩踏み出すことの価値
たとえ不合格でも、挑戦したからこそ学べたことがありました。
だからもし今「資格を取ろうか迷っている」という方がいたら、まずは「資格を取って何をしたいのか?」を考えてみてほしいです。
とはいえ、最初から明確な答えがなくても大丈夫です。「とりあえずやってみる」ことにも意味がある。実際に、私も行政書士に挑戦したからこそ、資格の限界や、自分に必要なものは”Will”だと気づけました。
もし挑戦すらしていなければ、今も「資格さえあれば…」と幻想を追いかけていたと思います。
まとめ
資格に挑戦したことで分かったのは──
ということです。
資格は武器になります。
でもその武器を持って「どんな戦いをしたいのか?」がはっきりしていなければ、振り回されて終わります。
繰り返しになりますすが、私は行政書士試験に落ちました。
でも落ちたからこそ、「武器集めよりも、まずWillを固めることが大事だ」と気づけました。
補足:これから資格に挑戦するなら
もしこれから資格に挑戦しようと思っているなら──
- STUDYingなどの学習サービスを活用するのは本当におすすめです。
私自身、基本情報技術者はSTUDYingで取りました。効率的に学べるので時間のない社会人にはピッタリです。 - そして資格を取る前に、「自分が本当にやりたいこと(Will)」を明確にすることが大事です。これは転職エージェントではなく、コーチングの方が役に立つと思います。実際に体験したコーチングの話はこちらの記事でまとめています

