高卒社会人の自己分析記録|強みが見えなかった理由
導入 自己分析から逃げてきた話
こんにちは、高卒社会人のシンジロウです。
- 「自分の強みや弱みってなんだろう?」
- 「自分の軸が定まらない…」
皆さんはこんな風に悩んだことはありませんか?
仕事をしていると必ずぶつかるのが、「あなたの強みは?」という質問。面接や社内の面談でよく聞かれますよね。
私もこれまで何度かその質問をされましたが、正直まともに答えたことがありませんでした。
その場で「相手が求めていそうなこと」を口にして、なんとかごまかしてきたんです。
ただ、あるとき気付いたのです。周りの大卒の同僚たちは、就活のときにしっかり自己分析をしている人が多いということに。
何社も面接を受けて、「自分の価値観は何か」「なぜこの会社を選んだか」「ここでどんなことを実現したいか」を考えた経験がある。だからこそ、社会人になってからもスッと自分の強みや軸を話せる人が多いのだと思います。
一方で私自身は、就活で受けたのはたった1社。自己分析なんてほとんどしないまま社会人になりました。もちろん高卒でも自己分析を徹底的にやった方もおられるかと思いますが、少なくとも自分はできていませんでした。
実際に行動してみたときのこと
行動する前の葛藤
自己分析の大切さは頭では分かっている。
でも、いざやろうとすると「何から始めればいいか分からない」「やっても途中でやめてしまう」という壁にぶつかりました。
- 自分にはどんな強みがあるのか?
- 弱みは何なのか?
- そもそも「やりたいこと」ってなんなんだ?
こんな疑問ばかりが出てきて、結局行動できなかったこともありました。
そんな葛藤がある中、社内のステップアップのための面接で「あなたの強みは?」という質問をされ、いつものように誤魔化して適当に答えていたところ、かなり突っ込まれ、何も言葉が出なくなってしまったということがありました。(面接官に見透かされている感じでした。もちろん面接は落ちました。笑)そして、ようやく重い腰を上げることにしました。
実際にやったこと
私が最初に挑戦したのは、本を使った自己分析です。

「メモの魔力」の【自己分析1000問】に取り組む

この中でも特に力を入れて取り組んだのが、「メモの魔力」の【自己分析1000問】に取り組んだことです。数年前のノートが今でも残っていました。中身は恥ずかしすぎてお見せすることができません。笑
質問に答えていく中で「何か見えてきそう!」とワクワクする瞬間もあったのですが、やっぱり最後まで続けられませんでした。(中身を確認したところ、84問目で挫折していました。笑)
理由はシンプルで、全部ひとりでやっていたからです。
他の本でも書かれていたワークをノートにまとめたりしましたが、同じように挫折。ノートにびっしり書いたのに、どこか自分の中で消化しきれていない、納得しきれていない感覚が残りました。もちろん本自体が悪いのではなく、むしろ自己分析を始めるきっかけとしてはすごく大事なものだと思っています。ただ、もっと効率の良いやり方や、人と一緒に進められる方法を並行してやった方が良かったと今なら思います。
マインドマップで「価値観マップ」を作る
さらに挑戦したのは、マインドマップで「価値観マップ」を作り、YouTuberのコミュニティ内でシェアするという方法。
コメントをもらえたのは嬉しかったのですが、、やっぱり素人同士のやりとり。深いところまでは掘り下げられず、「これ、ちゃんとした人に見てもらえたらな」と感じました。
体験から得られた気づき
自分にとっての発見
いくつもの方法に挑戦して分かったのは、自己分析はひとりでやると続かないし浅いままで終わるということです。
本やワークはきっかけにはなるけど、結局「まあこのくらいでいっか」と自分で線を引いてしまうんですよね。
つまり、私に足りなかったのは「一緒に考えてくれる相手」でした。
誰かに問いかけてもらいながら掘り下げることで、ようやく自分の本音にたどり着けるんだと思います。
想定外だった学び
もうひとつの気づきは、「悩んでいること自体が課題」だと分かったことです。
大卒の人たちは就活のときにある程度「自己分析の宿題」を終わらせています。
私はそれをやってこなかったから、今になって苦労している。
これは劣っているわけではなく、スタートラインが違うだけ。
ならば今から取り返せばいい。それに気づいたのは大きな収穫でした。
体験して分かったこと
「メモの魔力」のノートも中途半端に終わり、マインドマップも深く掘れず…。その度に「自分ってダメだな」と落ち込んだこともあります。
でも振り返ってみると、その挫折からこそ学べたことがあったんです。
つまり、挑戦は無駄じゃなかったんです。
もしあなたも「自己分析を始めても続かない」「何を書いてもピンとこない」と感じているなら、それは失敗ではなく、次のステップに進むための材料です。
私自身もまだ道半ばですが、確信しているのは──
「悩んでいること自体が、成長の第一歩になる」ということ。
同じ高卒仲間として、もし立ち止まっているなら「それでいい」と伝えたいです。
大事なのは、立ち止まった経験を次の一歩に変えること。小さな一歩でも、必ず前に進めます。
まとめ
今回の体験を通じて分かったのは、自己分析はひとりで抱え込まずに、誰かと一緒にやるべきだということです。本やノートに向き合うのは大事な一歩。でもそこで挫折してしまうのは普通のことだと思います。
私がこれまでやってきたのは──
それぞれにメリット・デメリットがありましたが、今振り返ると 「組み合わせてやるのが一番」だと感じています。
キャリアコーチングや自己理解プログラムについては別の記事でご紹介できればと思います。
最後に、同じように「自分の軸が分からない」と悩んでいる高卒社会人の方へ。
悩んでいる時間も、挫折した経験も、すべてが次に進むための材料になります。
小さな一歩でいい。行動するたびに必ず何かを得られる。
そう信じて、私も歩んでいます。一緒に少しずつ前に進んでいきましょう!
